ボスママの悲哀

こんにちは。
ママ友トラブルアドバイザーのなかさとです。

お正月、のんびり過ごされましたか?
しばらくママ友付き合いもお休み・・・と思っていたら、苦手なママ友さんから来た年賀状を見て(言い方は悪いですが)ゲンナリされた方も少なくないと思います(泣)
冬休みもあっという間に終わり、今週から3学期が始まるご家庭が多いと思います。ボスママの顔がチラついて気分が重くなってはいませんか?

ボスママに悩まされているママさん、かなりたくさんいらっしゃいますね。(ご相談いただくケースも、堂々NO.1です)
取り巻きのママを従えて、自分の考えが正しいことを疑わず、少しでも目障りなママがいれば徹底的に排除しようとするその情熱には、ある意味頭が下がります。また「ボスママ」としての時間は非常に気分が良く、ご自身の中で大切な時間なことでしょう。

ボスママはボスママなりに努力が必要です。
常に自分が主人公であるために、まず取り巻きのママ達の管理(監視?)を怠ることはできません。クーデターを起こされては困るので、取り巻き同士が必要以上にくっつかないように、自分の知らないところで必要以上の繋がりを持たないよう時には互いの悪口を吹き込んだりします。お誕生日やちょっとした時にはプレゼントを用意することもあるでしょう。私が知っている限りで一番驚いたボスママは自腹でコーチングの教室に行って、いかにママ友の心を掴む(操る?)かを勉強していたことです。
そんな日常ですから、大切なことを見落としているボスママもたくさんいます。例えば子どもの成長です。幼稚園や小学校時代の子どもは成長や変化が著しく、親子にとって非常に大切な時期です。人間は平等で24時間365日しかありません。わが子と向き合える貴重な時間をご自身の保身のために費やすなんて考えてみたらもったいないですよね。

「昔、ボスママでした」というお母さんに話を聞いたことがあります。
「幼稚園の頃、とあるママを皆で仲間はずれにしてしまいました。挨拶をされても、聞こえないフリをして無視をし続けました。子どもが小学校へ上がり別々になったことで我に返り、何ということをしてしまったのだろうと後悔しても、あとの祭りでした。今、道端や駅でそのママを見かけるたびに逃げ回っています。過去の自分を叱り飛ばしたい」
なぜ逃げ回るのか、お子さまから尋ねられても答えられない自分に嫌気がさすとおっしゃっていました。ちなみに、仲間はずれのきっかけはお子さま同士のトラブルだったそうです。

ところで、このボスママ。
「ステキボス」もいらっしゃいますよね。いつもニコニコ前向きで、噂話や悪口も言わない、クラス全員のママに気を配って子ども達のために良い提案をどんどん出してくれる・・・そんなママの周りには、いつもお友達がたくさんいる。
いわゆる問題があるボスママは、自分がこの「ステキボス」だと勘違いしている節があります。でも、本当のステキボスは悪口をあちこちで吹き込んだり自分の立ち位置を気にしたりしません。
それでも、あくまで自分は「ステキボス」だと大いなる勘違いをしているのです。取り巻きのママ達もはっきり本音を言うことなく、まさに裸の王様状態です。

取り巻きママの監視や自分自身の評価を常に気にして、わが子の成長に集中できない・・・ボスママも何だか滑稽に見えてきませんか?
ですから、今後もボスママから嫌がらせを受けても「勘違いしているかわいそうな人」だと断固、上から目線でいきましょう。その取り巻きも同様です。

3学期がスタートします。
お子さまと学年最後の総仕上げとして、短い期間ですがステキな時間を過ごせることに注力しましょう!

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