こんにちは。ママ友トラブルアドバイザーのなかさとです。
いよいよ、梅雨の時期到来ですね。しかも何だかとても寒い！皆さま、体調を崩さないようにお気をつけくださいね。
梅雨入る頃になると、よく思い出す相談者様がいます。
「あの当時、散々私を馬鹿にしていたママから、今日いきなり泣きながら謝られました」
あの当時････それはそれは大変でした。もともと幼稚園の中でお子さん同士の仲が良く、先方ママから「一緒に習い事をしませんか？」と誘われて始めたチアダンス教室の中でトラブルが起きてしまい、ママ同士が断絶。明るく社交的だった先方ママは幼稚園のママ達を味方につけて、相談者様を一方的に孤立させました。降園後のイベントに誘わない、役員を押し付けられる、あることないこと言いふらされるなど非常に悪質で、私に問い合わせくださった時には心身ともに疲れ果て「夜、全く眠れません」と睡眠薬が手放せない状況でした。
その悪質ママが、なぜ泣きながら謝ってきたのか。
答えは「お受験」です。
当時年中だったお子さま達は年長へとなり、お受験が盛んな地域に住んでいるため、各家庭でまことしやかに「お受験勉強」が進められていました。
相談者様にはお子さまが2人いて、年長さんの上に私立小学校へ通う姉妹がいます。「下の子は、上の子で懲りたから公立でノビノビ育てたいんです」と笑いながら相談者様はおっしゃっていましたが、上のお姉ちゃんは誰もが知っている超お嬢様学校に在籍。どうやら、悪質ママのお子さんがその小学校への受験を希望しているらしく･･･。
あまりここでは詳しくお話することではありませんが、小学校のお受験に関しましては事前にいろいろな準備が必要だったりします。（もちろん、すべての小学校には当てはまりません）例えば、この超お嬢様学校のことではありませんが「事前に紹介者の推薦」が必要で、一般の試験日とは別の日に親子で学校へ出向く･･･なんて話もチラホラ聞きます。
「紹介者の推薦状」に関しましては、公式ではありませんが”参考程度に、あれば見ますよ”という私立小学校も少なくなく、この超お嬢様学校も「あれば、提出してください」という学校だそうで･･･悪質ママは、よりによって相談者様にその推薦状をお願いしてきた⇒泣きながら謝られた、ということだったのです。相談者様は幼稚園の中では上のお姉ちゃんが通っている小学校名はやんわり伏せていたようなのですが、ママ友ネットワークが広い悪質ママが、どこからか嗅ぎつけてきたようです。
「突然のことだったので、”推薦状の話は一度保留にさせて”とだけ言って逃げてきました」
その後、パパも含めて話し合いの場を設けました。当たり前ですが「推薦状なんて、どんでもない！」というパパと「断ったら、またイジメにあうんじゃないか」と怯える相談者様を必死に説得するために、何度も相談者様のご自宅近くのカフェに足を運んだのが、ちょうど今の梅雨時期だったのです。
冷静に考えれば、誰でも「推薦状なんてあり得ない」と考えると思います。でも、人って深いトラウマを抱えると「目の前の恐怖」ばかりに意識が向いてしまうんですね。これは、経験したことがないとなかなか理解できないと思います。
と同時に思うことは、「誰かを傷つけてしまったことは、なかなか取り戻せない」ということです。”覆水盆に返らず”ですね。悪質ママがしてしまった過ちは、大切な子どもにさえ影響を及ぼしかねないということです。
今回、この内容を投稿するにあたり数年ぶりに相談者様へ許可をいただく連絡を取りました。下のお子さまも大きくなり「もう、時効です」と笑っておられて、当時大雨の中何度もカフェに足を運んで良かったな、ととても嬉しくなりました。
鬱陶しい梅雨ではありますが、ユルユル乗り切っていきましょう！
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