引っ掻き回したがりママ

こんにちは。
ママ友トラブルアドバイザーのなかさとです。
日本列島は、秋の長雨が続いていますね。

さて本日は『引っ掻きまわしたがりママ』のお話です。
先日、外出先でたまたま耳にしたママ達の会話です。

「うちの子、どうやらクラスのお友達とうまくいってないみたいなんだよね」

「そうなの?どういうこと?」

「うーん・・・例えば話しかけても相手の気分次第で無視されたり、あからさまに仲間に入れてもらえなかったり」

「相手は、特定の子なの?」

「うん、●●ちゃんが多いかな」

「あー!●●ちゃんね。分かる!分かる!うちの子もいろいろやられてる」

「そうなんだー。子どもに何とアドバイスしようかな、と思って」

「それって担任に相談すべきじゃない?絶対したほうがいいよ、するレベルだもの!」

「そうなのかなぁ・・・」

「そうだよ、そうだよ。本格的ないじめになる前に担任に知っててもらわないと困るでしょ!」

この何気ないように聞こえる会話、実は聞き手のママが引っ掻き回していることに気がつかれましたか?
相談しているほうのママは、おそらく最初は担任に相談などとは考えていなかったでしょう。
現に、自分の子どもへのアドバイスに悩んでいたわけです。
ところが、聞き手のママはそんなことは望んでいません。担任への報告・相談を強く主張しています。
ここには、以下の心理が読み取れます。

・うちの子も、●●ちゃんに日ごろから悩まされている
・先生に相談したいけれど、こんなことでいちいち相談して迷惑だと思われたら困る
・幼稚園や学校内で、わが子が不利な立場になるのだけは避けたい
・だけど、何とかして●●ちゃんの悪行を先生や相手の親に知らしめたい

そこに、たまたま同じような問題で悩んでいるママから相談を受けたわけですから、自分やわが子の身を何一つ汚さずに希望を叶えられる提案をしないわけにはいきません。他の人に便乗してわが子の問題も解決できそうだと目論んでいるわけです。
厄介なのが、それを瞬時に「これは使える!」と判断して行動を起こしてくるわけではなくて、無意識に「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」と押しつけてくることです。結果、後からよくよく考えてみると「あの人の言うとおりにしたら『自分は損してしまい、あの人はなぜか得してる』」となるわけです。

自分が汚れ役をしたくないばかりに、他人の口や行動を通して自分の希望を通そうとするケースは大人の社会でも見受けられます。
自分の体裁だけではなく「わが子の体裁」まで加わるわけですし、ママ友間というのは相談事をするケースが多いですから、このように「引っ掻き回すママ」も珍しくありません。それは、あたかも”あなた達のことを心配しての助言なのよ”という態度で向かってきますので、時には判断が難しいこともあります。
全てを鵜呑みにすることなく、利害関係が発生しない第三者にもアドバイスを求めたりして、一度冷静に立ち止まって考え直してみることが大切ですね。

このように引っ掻き回してくるママは、後日必ずこう聞いてきます。

「その後、どう?担任には話したの?」

質問の内容がおかしいですよね。本来であれば

「その後、どう?お友達とは改善してそう?学校へは楽しく行けてる?」

となるべきです。
きっと、何よりも「担任にちゃんと話せたか」⇒自分の希望は叶っているのか?が気になるのでしょうね。

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