お受験によるママ友の変貌

こんにちは。
ママ友トラブルアドバイザーのなかさとです。

小学校受験がスタートしましたね。
夏から秋にかけては、お受験に関するママ友トラブルのご相談をたくさんいただきました。どのお母様たちも真剣に受験に向き合い、お子さまと共に頑張っていらっしゃいました。熱い想いに胸が震えて、つい涙してしまうこともありました。

だいぶ前のお話です。
私立小学校は宗教教育を軸としている学校もたくさんあり、その準備として受験を考え始めた頃から、例えばキリスト教の学校であれば毎週日曜日にミサへ行き始めるというご家庭も多くあるそうです。仏教やその他の宗教もしかり・・・。
もともとある宗教の敬虔な信者だった相談者様が、幼稚園では年少の頃から常に温和で先生や子ども達からも慕われているママに宗教の話をされたのが年長の夏の初めでした。とにかく興味があるのでぜひ一度集まりに連れて行ってほしいということで、快く連れて行ったのが悪夢の始まりだったのです。

何とそのママは、片っ端から子どもが受験する(その宗教系の)小学校へコネクションを持っている人はいないかの調査を始めてしまったのです。通いつめては誰かいないかと声をかけ、本来の目的(神の教えを聞く・・・的なものですね)にはろくに耳も傾けず、一緒に連れてきた子どもは走り回り・・・今まで憧れすら抱いていたステキなママ友の像はガラガラと崩れ、相談者様は肩身が狭いやら申し訳ないやらで散々だったと嘆いていらっしゃいました。

毎週大騒ぎした挙句に誰もいないと分かったのでしょう・・・相談者様に「ここって、本当に(その宗教の)施設なの?」と言い残して去っていったそうです。呆れてゲンナリしていたところに、風のウワサで願書に「ここの信者です」と名指しで施設名を記入したと聞いた時にはハラワタが煮えくり返ったとか。そりゃ、そうですよね。卒園するまで、一言も口をきくことはなかったそうです。

お受験のママ友トラブルは、お子さま達の塾や成績・合否だけではなくこんな意外なところにも転がっているものです。また、わが子の受験といういつもとは違う精神状態になりがちなこの時期は、想像以上にピリピリしていることも珍しくありません。ここはあえて周囲と少し距離を取りつつ、余計なトラブルをうまく回避できるよう工夫していきましょう。

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